ロードバイク初心者のポジション調整方法【股下寸法から決める】

ロードバイクにのっていとすぐに疲れてしまう。なかなか速くはしれるようにならない。

ロードバイク初心者で、上記のような違和感がある場合、体力や柔軟性などを除いて、ロードバイク用にちゃんとポジション調整していない場合があります。

自分が乗りやすいように適当にサドルを調整するのではなく、まずは、ロードバイクの教科書的なポジション調整をしましょう。

目次

ロードバイク初心者のポジション調整方法

ロードバイクに乗る時は、必ず自分の体にあうようにポジション調整が必要です。

ポジション調整なしで乗っていると、どこかに痛みが出たり、せっかくのパワーをロードバイクに伝えきれずに、パワーロスが発生してしまいます。

まずは、股下寸法から教科書的ポジション調整を試してみましょう。その後、自分体に合わせて微調整して、一番しっくりくるポジションを探していくと手間がはぶけます。

ロードバイクのポジションは股下寸法から決める

ロードバイクのポジションは基本的に股下寸法から決めます。

たとえば、股下「75cm」の人は、下記に示すポジション「No.1」でロードバイクを調整してみましょう。

股下寸法の測定方法は、ロードバイクに乗った時と同じくらいに脚を開き、本などを股の下に挟んで、地面から本(本の一番上、股にあたる部分)までの長さをできるだけ正確に測定します。
股下寸法

股下寸法はサドル高に影響し、サドル高はポジション調整の中で一番重要です。設定ミスは大きなパワーロスになります。

股下寸法を使った基本的なポジション調整

ロードバイクのポジション調整は股下寸法を使って下記のように分類できます。ロードバイク初心者は、まずは、これで基本的なポジションを決めてみましょう。

ポジション 股下寸法 サドル高 サドル後退幅 サドル-ハンドル間距離 サドル-ハンドル高低差
(レース仕様)
サドル-ハンドル高低差
(ロングライド仕様)
No.1 74-77 65-68 4.5-5.5 47.5-49.5 5-6 4-5
No.2 78-81 68-72 5.5-6.2 50-53 6-7 5-6
No.3 82-85 72-75 6.5-7.2 54-56 7-8 6-7
No.4 86-89 75-79 7-8 56.5-59 8-9 7-8
No.5 90-92 79-81 8-8.7 60-61.5 9-10 8-9

※サイズはcm

ポジション調整の各部位の用語

上記の表で使っているポジション調整の各部位の用語です。

ポジション調整の各部位の用語

サドル高 股下寸法を測定して割り出します。股下に厚みのある本などを挟んで正確に測り、そこから割り出しましょう。
サドル-ハンドル高低差 [地面からサドルの高さ-地面からハンドルの高さ]で割り出します。
サドル-ハンドル間距離 サドルの先頭からハンドルの中心までの長さ。
サドル後退幅 ドロップハンドルの下を握った状態で、膝と肘がくっつくかくっつかないかの位置に合わせる。

サドル-ハンドル間距離・高低差の調整

「サドル-ハンドル間距離」と「サドル-ハンドル高低差」の調整は、場合によってはステム、ハンドルなどのパーツ交換が必要になる場合があります。

交換前に試してみる調整方法として、ハンドルの角度があります。

ハンドルを上に向けると、「サドル-ハンドル間距離や高低差」を縮めることができます。逆にハンドルを下げると距離や高低差がひらきます。

ハンドルの角度を調整した場合のデメリットは、下ハンドルを持った時の違和感です。角度が小さければそれほど感じないかもしれません。

ロードバイク初心者のポジション調整まとめ

ロードバイク初心者で、ポジションを自分の身長からなんとなく調整してしまっている場合は、股下寸法から調整してみましょう。

ロードバイク専門店などで購入すれば、お店で事前にポジションをチェックしてくれて、それにあったサイズのロードバイクやパーツで調整してくれます。

海外通販などで自分で購入した場合は、自分でポジション調整が必要になります。場合によっては、ステム、ハンドルなどのパーツの交換が必要になる場合があります。

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この記事を書いた人

30代でトライアスロンをはじめ、2時間30分切りを達成。愛車はCervelo。のんびり楽しく走るがモットー。たまに上りたくなる。

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