ヒルクライム

【Mt.富士ヒルクライム攻略】初心者が富士ヒルでブロンズを攻略する方法

2018年11月22日

Mt.富士ヒルクライム(富士ヒル)は、毎年6月前半に開催され、一般の人も参加できる人気のあるロードバイクヒルクライムレースです。

エントリーは3月くらいからはじまり、約10,000名の枠が用意されていますが、一般エントリーで参加権を勝ちとるのも結構大変です。

メモ

※優先エントリー制度があり、他の関連イベントに参加した人が優先される制度があります。

そしてMt.富士ヒルクライムに出るからには、目標タイムを決めて「ブロンズをクリアしたい!」という人もいるはず。

ブロンズとは、フィニッシャーリングの色で完走タイム90分を切るともらえます。

出典:Mt.富士ヒルクライム

  • ブルー:完走した人全員
  • ブロンズ:90分(1時間30分)切り
  • シルバー:75分(1時間15分)切り
  • ゴールド:65分(1時間5分)切り
  • プラチナ:60分(1時間)切り

初心者がMt.富士ヒルクライムで、ブロンズ(90分切り)を目指すための攻略について紹介します。

Mt.富士ヒルクライム攻略

Mt.富士ヒルクライムコース

Mt.富士ヒルクライムのコースは、富士北麓公園からスタートして富士山五合目までをのぼります。

タイム計測開始からフィニッシュまでの距離は24kmですが、スタート地点からから計測開始地点(料金所手前)までは1kmあるので実際に走る距離は25kmです。

標高差は1,270mで、こちらも計測開始地点からだと1,255mになります。

一般参加できるヒルクライムレースの中でも、平均勾配が5.2%で比較的緩い部類に入ります。

10%を超えるような激坂はなく、最大7.8%で勾配も細かな変化はあるものの大きく変化はないので、ヒルクライム初心者でも走りやすいのが特徴です。

攻略のポイントは、序盤で飛ばしすぎないこと!

中盤の勾配が変化する場所をできるだけ疲労しないで抜けて、終盤の平坦区間でスピードを維持するのがポイントです。

以下から攻略のポイントを紹介していきます。

序盤コース攻略のポイント

序盤はがんばりすぎないこと。

Mt.富士ヒルクライムでは、富士スバルラインの料金所手間からタイム計測が始まります。

そのため、つい料金所からガンガンペースを上げてしまいがちですが、コース全体の平均勾配は約5%なのに比べ、料金所付近は7%と勾配がきついため、ペースをあげすぎないように注意しましょう。

中盤コース攻略のポイント

中盤の勾配の変化はダンシングで。

2合目手前にある勾配が7%近い区間を過ぎると、つづら折りのコーナーが続く区間に入ります。

このあたりは、コーナーをクリアするたびに勾配が4~6%と細かく変化するため、一定のペースを維持して走るのが難しくなります。

攻略のポイントは、勾配変化に応じて細かくシフティングをすること。また、ダンシングとシッティングをうまく使い分け、疲労をためないようにしましょう。

90分ぎりを目指す場合は、短めの急勾配はダンシングで重めのギヤのままクリアし、スピードを維持して走りましょう。

終盤コース攻略のポイント

終盤は追い込んでタイムを短縮。

4合目を過ぎ、最大の難所であり、最高の急勾配7.8%の山岳賞区間を過ぎると、ゴールまで、勾配が約1%の緩斜面区間が約2kmほど続きます。

精神的に脚を止めて休みたくなりますが、90分ぎりをめざすなら、この区間で最低でも時速30kmをキープしましょう。

余力があれば、フロントギヤはアウターにいれて、下ハンドルを持って身体をコンパクトにし、空気抵抗を最大限に減らすエアロフォームで攻めましょう。

ゴール直前には、短いながらも心臓破りの坂が待っているので、なるべくこの区間でスピードをのせておきましょう。

ブロンズ90分切りのためのペース

実際のコースは、場所によって勾配が変化しているため、急勾配区間もあれば、比較的ゆるやかな区間もあります。

それらを考慮しないで、平均時速から各区間のペースを算出してしまうと、急勾配でめちゃくちゃ頑張らないといけなくなってしまいます。

そうならないために、下記の表で勾配を考慮した90分ぎりのための各区間の通過タイムを作りました。

距離 通過タイム 平均速度
5km 0:20:51 14.3km/h
(5kmまでの区間)
1合目(5.6km) 0:22:49 18.3km/h
(5km~5.6kmの区間)
2合目(9.0km) 0:35:58 15.5km/h
(5.6km~9kmの区間)
10km 0:39:31 16.9km/h
(9km~10kmの区間)
3合目(12.8km) 0:51:25 14.1km/h
(10km~12.8kmの区間)
15km 0:58:30 18.6km/h
(12.8km~15kmの区間)
4合目(17.8km) 1:09:26 15.3km/h
(15km~17.8kmの区間)
20km 1:17:53 15.6km/h
(17.8km~20kmの区間)
FINISH 1:30:00 19.8km/h
(20km~24kmの区間)

フィニッシュギリギリが90分なので、余裕を持つためには5kmごとの通過タイムを約30秒程度早くできればブロンズクリアできます。

Mt.富士ヒルクライム公式サイトには、88分でブロンズクリアするための参考通過タイムがでています。

出典:Mt.富士ヒルクライム

初心者でもブロンズはクリアできるのか?

平均勾配約5%の坂を探して14km/hでのぼってみると分かりますが、平地を巡行25km/hくらいで走っている人が、何のトレーニングもせずに参加しても、おそらくクリアできません。

関東圏であれば大垂水峠ヤビツ峠和田峠(相模湖側から)がトレーニング場所としてよく使われています。

トレーニングでは、平均勾配が同じくらいの1~5kmくらいの坂(約5%)を繰り返しのぼる練習が効果があります。

トレーニングには欠かせないのがサイコンです。

おすすめは、ガーミン(GARMIN)Edge 130 Plusです。軽量コンパクトなGPS搭載サイコンで、特にコース中のヒルクライムのための「ClimbPro機能」が便利です。

「ClimbPro機能」は、残り距離や勾配の情報をリアルタイムでチェックでき、ヒルクライムのペースマネジメントに活用できます。

ガーミン(GARMIN)Edge 130 Plus

Mt.富士ヒルクライム攻略まとめ

ペース配分が重要なので、各区間の通過時間を紙に書いてロードバイクのトップチューブなどに貼り付けましょう。

また、自身の体重を軽くしたり、ロードバイクをできるだけ軽量化させて、ヒルクライムマシンにするのも大切です。

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