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ロードバイクのミドルレンジホイール5万円台を比較(レーシング3、ゾンダ、キシリウムS、WH-RS500、シロッコ)

2022年5月9日

疑問

ロードバイクのホイールを購入しようと思うけど、5万円台でおすすめのホイールは?

10万円台のロードバイクホイールとなると、なかなか手が出せませんが、5万円台だと比較的購入しやすくなります。

5万円台のロードバイクホイールの違いや特長を紹介します。

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5万円台に君臨する2強のロードバイクホイール

5万円台のロードバイクといえば、絶大な人気を誇る2大ホイールがあります。

それがRacing3(レーシング3)とZONDA(ゾンダ)です。

価格的にも性能的にもこの2つはどちらを選んでも損しませんが、この2つを含む、合計5つのホイールを比較してみました。

ミドルレンジのロードバイクホイール比較

下記の表は、Racing3(レーシング3)、ZONDA(ゾンダ)、Ksyrium S(キシリウムS)、WH-RS500、SCIROCCO(シロッコ)のホイール比較表です。

Racing 3 ZONDA Ksyrium S WH-RS500 SCIROCCO
年式 2021年 2021年 2021年 2021年 2021年
メーカー FULCRUM Campagnolo Mavic SHIMANO Campagnolo
希望小売価格 539ユーロ 507ユーロ 77,000円 75,134円 398ユーロ
円換算 74,232円
※137.72円換算
69,825円
※137.72円換算
54,813円
※137.72円換算
素材 アルミ アルミ アルミ アルミ アルミ
重量 1560g 1540g 1570g 1649g 1755g
フロントリムハイト 27 mm 24 - 27 mm 22 mm 24 mm 35 mm
リアリムハイト 30 mm 27 - 30 mm 22 mm 24 mm 35 mm
リム幅 17c 17c 19c 15c 17c
ホイールサイズ 700c 700c 700c 700c 700c
タイヤ クリンチャー クリンチャー UST チューブレス チューブレス・クリンチャー クリンチャー
フロントスポーク 16本 16本 18本 16本 16本
リアスポーク 21本 21本 24本 20本 21本
Wiggle Racing 3 ZONDA SCIROCCO
Y'sroad Racing 3 ZONDA Ksyrium S WH-RS500 SCIROCCO
楽天市場 Racing 3 ZONDA Ksyrium S WH-RS500 SCIROCCO

メモ

通販サイトによっては、思った以上に割安になっている場合がありますが、必ずモデルイヤーを確認しましょう。安すぎる場合は2、3年前のモデルのことがあります。

価格は、通販サイトによってまちまちです。

Wiggle、Probikekit、Y'sroad、楽天市場のリンクをのせたので、各サイトで確認するのが一番てっとり早いと思います(対象のホイールがない場合もあります)。

価格の目安としては、Racing3が7万円台、ZONDAが5万後半~6万前後です。

Racing3(レーシング3)


Racing3はミドルレンジホイールの定番の一つです。

ガスケット(タイヤの空気を入れる場所)分の重量バランスを取るために、ホイールの反対側に加工を施し、タイヤの回転バランスをとる「RDB(リムダイナミックバランス)」という技術を使っています。

また、穴なしリムを実現するために「MOMAG」を採用しており、これによりリムテープが不要になり、軽量化ができています。

さらに、リア右側のスポーク数を左側の2倍にした「2:1 Two-to-Oneスポークレシオ」という技術を使って、ホイールの安定性を強化し、ねじれに対する高い剛性と反応性を実現しています。

ZONDA(ゾンダ)


ZONDAもミドルレンジホイール2強の一つです。

使われている技術は、RDB、MOMAGなど、Racing3と同じです。

また、「2:1 Two-to-Oneスポークレシオ」と同じく右側のスポーク数を左側の2倍にした「G3ジオメトリ」を採用し、右側スポークへの圧迫を減らして、エネルギー伝達効率を高め、横剛性を上げています。

重量はRacing3よりも20g軽くなっています。

Ksyrium S(キシリウムS)


Ksyrium S(キシリウムS)は、ホイールセットで1500g台なので軽いホイールです。

USTチューブレスという規格を採用しており、通常のチューブレスよりもタイヤにはめやすくなっています。

チューブレスだと、パンクリスクが減り、リムテープも不要になりホイールの軽量化ができるメリットがあります。

リム幅も19cと広いので太いタイヤが利用でき、乗り心地もよくなります。

ですが、ちょっと高めの価格設定になっています。

WH-RS500


WH-RS500は、チューブレスにもクリンチャーにも対応している、アルテグラからモデルチェンジしたホイールです。

リム幅は15cでナローのままとなっています。

他のホイールと比べると重量も1600g台で、価格もいまいちな感じです。

シマノで統一したい人以外は、あえてWH-RS500を選ぶ理由はないかもしれません。

SCIROCCO(シロッコ)


SCIROCCO(シロッコ)は、ガンダムを連想させる名前や35mmのリムハイトがかっこいいホイールです。

鉄下駄(重いホイール)といわれるWH-R500ホイールセットの重量が1944gで、SCIROCCOは1755gなので、重量差が189gもあれば軽くなったように思えますが、実際は、上り坂では重く感じます。

見た目重視ならSCIROCCO(シロッコ)もいいのですが、走りの快適性を重視するなら、ちょっと値段があがりますが、1500g台のRacing3やZONDAといった軽いホイールを選んだ方がいいです。

【まとめ】ロードバイクホイール5万円台を比較

ミドルレンジのホイールの選択肢として複数あげましたが、ここ数年、Racing3とZONDAの2強は変わっていません。

性能や口コミからもどちらかを選べば、ほぼ間違いはないです。

価格は国内通販の場合は、定価から約15%割引で、海外通販なら約30%割引になっている傾向があります。

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2022年5月現在、円安ですが海外通販ならRacing3やZONDAがだいたい5万後半~6万前後で購入できます。

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