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男性閲覧厳禁、女性の股ズレ問題を修士論文で発表

自転車ロードレースで3大会連続で五輪に出場した順大大学院の沖美穂さんが、自転車界の女性の「股ズレ」について修士論文にまとめました。

股ズレは、サドル、レーサーパンツ、肌がこすれて起きます。男性にも起きますが、女性のデリケートな部分とサドルとの位置が絶妙なポジションにあるため、腫れて痛みが出たり、ひどい時には陰部がただれたりするそうです。

論文では、ガールズケイリンの選手100人にアンケートを実施した結果、8割が「股ズレ」の悩みを抱えており、内49人が再発しているとしています。

治療の相談をしたことがあるのは6割程度で、相談相手は選手仲間が半数近く、医者は約1割

上記のように多くの選手が、デリケートな悩みゆえに相談できずにいるようです。

論文では、

男性指導者への講習や選手教育、医療機関との連携、障害を軽減するサドルの開発など幅広い対策が必要

と結論付けています。

現時点での対策は?

選手ほどではないにしろ、自転車にのると必ずといっていいほど、股ズレ問題は起きます。現時点での対策としては、予防クリームの使用や穴あきサドルの利用があります。

ロードバイクの股ズレ予防クリームとして、有名なのは「シャモアクリーム」です。
Assos(アソス)社が有名ですが、シャーミークリーム(スレ防止シャモアクリーム)は、140gで約3,000円と価格がやや高めです。

高く感じる場合は、通常の股ズレ防止クリームを利用する手もあります。こちらは比較的安い値段です。

そして、最安のクリームは、ワセリンです。
トライアスロンでもウェットスーツの襟や袖回りのゴムと肌のこすれる部分に使ったり、トライスーツの股ズレにも使われています。価格は約350円と圧倒的な安さです。

そして、もう一つの予防対策は、穴あきサドルです。こすれる部分を減らすことで改善できる場合があります。
男性でも、尿道・会陰部が痛くなる人は、穴あきサドルで痛みが改善されたケースが多くあります。

穴あきサドルで有名なのは、「SELLE SMP」と「ISM ADAMO」です。

「SELLE SMP」
SELLE SMPはサドルが湾曲しているのでセッティングがあわなければ、別のところが痛くなってしまいます。セッティング命のサドルです。
>>>SELLE SMPサドルの詳細についてはこちら

「ISM ADAMO」
ISM ADAMOにはいくつか種類がありますが、ROADは、サドルの横幅があるため最初は内股に違和感を感じます。しかし、なれてくると本当に尿道への負担がなくなるのでとても快適です。トライアスロンなどの長距離で利用されています。
>>>ISM ADAMOサドルの詳細についてはこちら

トップクラスの選手ともなれば、男性と同じように競技するため、女性ならではの悩みがあるかもしれません。
選手がレースに集中できるように競技環境を改善していくことも、日本の自転車競技発展の一歩ととらえることができます。今後の進展に期待がかかります。

参考:yahoo