2023年4月1日から自転車に乗る際のヘルメット着用が、全ての年齢の人を対象に「努力義務」になりました。
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自転車事故の損傷部位トップは頭部
警察庁の「自転車関連事故に係る分析(2019/4/25)」によると、自転車に乗っている時の「死者・負傷者の体の損傷部位」は、「頭部」が圧倒的に多いという結果になっています。
また、自転車に乗っていて亡くなった人の損傷部位のトップも頭部です。ただし、ヘルメットを着用している人としていない人では、死亡者の割合が違います。
※努力義務前の資料なので、絶対数も大きく違います。
ヘルメットの着用状況別の致死率でみると、着用していない場合の死亡率は着用している時の2.5倍も多くなっています。
この資料を見る限り、ヘルメットをしていても頭部の損傷がトップとなっているので、着用した方がよいのは言うまでもなさそうです。
まとめ
ヘルメット着用は「努力義務」のため、着用しなくても罰則があるわけではありません。
ただし、どんなに自分が気を付けていても、もらい事故にあう可能性があります。そういう時に備えて着用していた方が安全だと思います。
また、自転車損害賠償保険等への加入も検討しておくといいです。
東京都では2020年4月から自転車損害賠償保険等への加入が義務づけています。
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