公営競技の競輪とは違う、トラックレースのケイリン(KEIRIN)

公営競技の競輪は、トラック(競走路)の上をレーサーと呼ばれる自転車で走り、誰が一番かを競う競技で、結果が賭けの対象になっています。

そして、公営競技とは別に、短距離のトラックレース競技にも「ケイリン(KEIRIN)」があります。

ケイリンは、競輪から派生した競技ですが、賭事は行われておらず、純粋に誰が一番かを競うプロスポーツのトラックレースです。

UCIに「KEIRIN」の名称で、正式種目として認定されています。世界選手権も行われおり、2000年のシドニーオリンピックでは、ケイリンが正式種目に採用され、柔道に次ぐ二番目の日本発祥オリンピック競技となりました。

ケイリンの基本的なルールは、競輪と同じです。最初は、競輪と同じように最初の選手が風の影響を受けないように、電動アシスト付き自転車を使ったペースメーカーが先頭に入り周回します。このペースメーカーが退避するまでの間に、ポジションの駆け引きが行われ、最後の1周でスパートがかかり勝負が決まります。ケイリンでは、ラインがないため、個人対個人のポジション争いが激しく、日本の競輪選手でも勝つのは難しいと言われています。

ラインとは、競輪学校の同期生同士などでチームを組み、一列に並んで走る戦術です。これにより、風の抵抗を減らすことができ、スタミナを温存することができます。

そして、現在、ポーランドで開催中のUCIトラック世界選手権2019の男子ケイリンで、新田祐大選手が銀メダルを獲得しました。
日本人としては、昨年の河端朋之選手の銀メダルに続き、2年連続で表彰台に上がっています。

※河端朋之選手は、UCIトラック世界選手権2018の男子ケイリンで銀メダルを獲得した選手です。2018年の銀メダル獲得は、1993年大会で銅メダルを獲得した吉岡稔真選手以来で、実に25年ぶりの快挙でした。