疑問
ロードバイクのクリンチャータイヤで軽量なのはどれ?
ヒルクライムやTT(タイムトライアル)などで、軽いタイヤに交換しようと思っている人におすすめの軽量クリンチャータイヤを紹介します。
チェックしたブランドは下記の10ブランドです。
- ミシュラン(MICHELIN)
- ビットリア(Vittoria)
- パナレーサー(Panaracer)
- コンチネンタル(Continental)
- シュワルベ(SCHWALBE)
- ブリヂストン(Bridgestone)
- ピレリ(PIRELLI)
- ケンダ(KENDA)
- IRC
- ヴェロフレックス(VELOFLEX)
この中から250gよりも軽いクリンチャータイヤをピックアップして紹介します。
※250gを少し超えているタイヤもあります。
250g以下の軽量クリンチャータイヤ
下記は、250g以下の軽量クリンチャータイヤの一覧です。
各クリンチャータイヤにはそれぞれ対応する用途がありますが、今回は軽さのみで比較しています。
種類 | 重量 (700x23c) |
重量 (700x25c) |
参考価格 (1本あたり) |
ミシュラン(MICHELIN) | |||
ミシュラン パワータイムトライアル | 180g | 190g | 6,000~7,000円前後 |
ミシュラン パワーエンデュランス | 220g | 230g | 7,000円前後 |
ミシュラン パワーロード | 223g | 235g | 6,000円前後 |
ミシュラン パワーオールシーズン | 235g | 270g | 6,000~7,000円前後 |
ビットリア(Vittoria) | |||
ビットリア RUBINO PRO SPEED | 190g | 205g | 4,000円前後 |
ビットリア RUBINO PRO | 230g | 250g | 4,000~5,000円前後 |
ビットリア CORSA | 245g | 255g | 6,000円前後 |
パナレーサー(Panaracer) | |||
パナレーサー Gillar | 160g | 170g | 5,000円前後 |
パナレーサー Race A Evo4 | 200g | 230g | 5,000円前後 |
パナレーサー Closer Plus | 210g | 220g | 3,000円前後 |
パナレーサー Race D Evo4 | 220g | 240g | 5,000円前後 |
コンチネンタル(Continental) | |||
コンチネンタル GRAND PRIX 5000 | 200g | 215g | 6,000円前後 |
シュワルベ(SCHWALBE) | |||
シュワルベ プロワン チューブタイプ | 215g | 235g | 8,000円前後 |
ブリヂストン(Bridgestone) | |||
ブリヂストン R1S | 145g | - | 7,000円前後 |
ブリヂストン R1X | 180g | 190g | 6,000円前後 |
ブリヂストン R1G | 185g | 195g | 7,000円前後 |
ブリヂストン RR2X | 220g | 230g | 6,000円前後 |
ブリヂストン BICOLORE | 205g | 215g | 5,000円前後 |
ピレリ(PIRELLI) | |||
ピレリ P ZERO VELO TT | 165g | 180g | 7,000円前後 |
ピレリ P ZERO VELO | - | 210g | 8,000円前後 |
ピレリ P ZERO VELO 4S | 205g | 220g | 8,000円前後 |
ケンダ(KENDA) | |||
ケンダ VALKYRIE(KA) | 178g | 182g | 7,000円前後 |
ケンダ KALIENTE | 190g | - | 7,000円前後 |
ケンダ KOUNTACH PRO | 202g | 210g | 7,000円前後 |
IRC | |||
IRC ROADLITE | 195g | 230g | 4,000円前後 |
ヴェロフレックス(VELOFLEX) | |||
ヴェロフレックス レコ-ド | 135g | - | 7,000円前後 |
ヴェロフレックス Corsa RACE | 190g | 200g | 7,000円前後 |
ヴェロフレックス Corsa EVO | 205g | 220g | 7,000円前後 |
重量は資料に掲載されている重さで、多少のプラスマイナスがあります。
200g以下ならヒルクライム決戦用に使える
ラインナップとしては、200g前後のものが多くありますが、200gを大きく下回るクリンチャータイヤもあります。
ブリヂストン R1Sやヴェロフレックス レコ-ドが700x23cのサイズで150gをきる軽さとなっています。
TT(タイムトライアル)やヒルクライムなどの決戦用に、極限まで軽くしてスピードを追及できるように設計されています。
ただし、耐パンク性能などを犠牲にして軽くしていることがあり、他のタイヤよりも何かしらの機能が劣ることがあります。
利用シーンを想定してタイヤを選ぶ
前述の表は、軽さのみで比較しているのですが、各クリンチャータイヤはヒルクライム、TT(タイムトライアル)、エンデュランスなどの利用シーンを想定して作られています。
軽さだけで選ぶのではなく、ある程度利用シーンも考慮して選ぶと長持ちするいいタイヤを選ぶことができます。
ブルべなどの場合は、多少タイヤが重くても耐パンク性能の高いものを選ぶ方が費用対効果が高いです。
【まとめ】軽さで選ぶおすすめクリンチャータイヤ
前述の表を700x23cと700x25c別に軽さでランキングすると下記のようになります。
700x23cのおすすめ軽量クリンチャータイヤ
とにかく軽さにこだわったヒルクライムにおすすめの700x23cクリンチャータイヤはこちら。
700x23cのおすすめ軽量クリンチャータイヤ
- ヴェロフレックス レコ-ド(135g)
- ブリヂストン R1S(145g)
- ピレリ P ZERO VELO TT(165g)
700x25cのおすすめ軽量クリンチャータイヤ
700x25cの軽量クリンチャータイヤは下記の通り。
700x25cのおすすめ軽量クリンチャータイヤ
- パナレーサー Gillar(170g)
- ピレリ P ZERO VELO TT(180g)
- ブリヂストン R1X(190g)
- ミシュラン パワータイムトライアル(190g)
もしレースも含めて検討しているなら、パナレーサー Gillarが軽いのでおすすめです。
パナレーサー Gillarは、転がり抵抗が軽減され、耐パンク性能も高いのでレースでも使える軽量クリンチャータイヤです。
その次が、ピレリ P ZERO VELO TTです。
そして、次がブリヂストン R1Xとミシュラン パワータイムトライアルです。どちらもカタログ値の重量は同じです。
ミシュラン パワータイムトライアルの方がやや価格が高いようです。
メモ
海外通販では取り扱いがない商品もありますが、安く購入できる場合もあるので、Wiggle、ChainReactionCycle、ProBikeKitはチェックしてみる価値はあります。
クリンチャータイヤの場合は、タイヤチューブも必要でその分重量も増します。
タイヤチューブは、「700×18-25c 48mm」や「700×23-25c 65mm」のように「23~25c」に対応していればどれでも利用できます。
48mmや65mmの数値は何かというと、バルブの長さ(空気を入れる部分)です。
自分のホイールのリム高に合わせたものを選びましょう。