MIPSが追加のテストを行い、WaveCelの性能を疑問視

MIPS(Multi-directional Impact Protection System)は、多方向からの衝撃に対する防護システムであり、また、ヘルメットベースの安全性と脳の保護を専門としてる会社です。

そのMIPSが、2週間前に発表されたTrek(トレック)とBontrager(ボントレガー)のWaveCelヘルメットの性能に対して、疑問を呈しました。

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今回は、前回の初期テストに加えて、さらに一般的なEPS(Expanded Poly-Styrene/発砲ポリウレタン)ヘルメットとWaveCelヘルメットの比較テストを行い、試験の結果は下記の通りとなったと述べました。

【1】4.8m/sの速度でテストしたとき、それぞれWaveCelとEPSのヘルメットでの危険傷害の減少に違いがなかった。
【2】6.2m/sの速度の場合は、わずかな減少があったが、伝えられた主張とは一致しなかった。

出典:MIPS公式サイト

ボントレガーが主張する結果と大きくことなった原因について、MIPSは、使用した人体ダミーにあるのではないかと結論づけています。

ボントレガーが使用したのは、HIIIダミーという自動車用のもので、MIPSの今回のテストでは使用していないと述べ、「標準の欠如は、消費者の混乱を引き起こし、最悪の場合、消費者を危険にさらす可能性のある」としています。

ヘルメットの歴史を変えるとも謳われた新技術ですが、後味の悪い結果となってしまいました。
現時点では、ボントレガーからの反論などはありません。

参考:MIPS