ロードバイクは、それほど安いものではないため、初心者にとってはどのロードバイクにしようか結構悩みますよね。
ロードバイクをこれから購入しようと考えている人のために、ジャイアント(GIANT)のロードバイクについて特化して説明します。
ジャイアントが、どのようなロードバイクなのか、まずは知ることからはじめて、購入時の参考にしてください。
初心者におすすめのロードバイクメーカー、ジャイアントについて
ジャイアントは、1972年10月、台湾の実業家である劉金標(キング・リュー)が創業した自転車メーカーです。
1981年にOEM依存からの脱却を目指して、ついに自社独自ブランドの「GIANT(ジャイアント)」を立ち上げます。
その5年後の1986年には、初の海外拠点としてオランダ(ジャイアントヨーロッパ)に進出し、1987年にアメリカ、そして日本にも、1989年にジャイアントジャパン(株式会社ジャイアント)が設立されました。
最初は、MTBが主力のブランドで、1995年に伝説的MTBライダー、ジョン・トマックとの契約が大きな話題になっています。
そして、1998年にスペインの名門ロードチームである「オンセ」と契約して、ツール・ド・フランスに出場したことで、ロードバイクでもトップブランドとして認知されるようになりました。
2020年は、「CCC Team」にジャイアントのバイクを提供しています。
ジャイアントのロードバイクの特徴
ジャイアントのロードバイクには、ハイエンドなアルミバイクや、一般的なライダーが購入しやすい価格のカーボンフレームのロードバイクがあります。
ジャイアントのロードバイクは、下記のようにモデルによって特徴が違います。
「PROPEL」
ディスクブレーキ時代に完全対応する「究極のエアロロード」がPROPEL(プロペル)です。
かっこいいのですが、価格が20万以上のハイエンドモデルです。
「TCR」
重量剛性比を追求し、登坂、下り、平地まで、あらゆる状況に対応できる「トータルレースバイク」がTCRです。
価格は10万以上で、初心者にもおすすめのモデルです。
「DEFY」
カーボンフレームとD-FUSEハンドルが高速巡航性能と快適性を両立した「エンデュランスロード(長距離用)」がDEFYです。
価格は20万以上ですが、エンデュランスに興味があるならおすすめ。
「CONTEND」
オールラウンド・アルミロードがCONTENDです。汎用性を高めたARシリーズでも価格は10万円台なので、ロードバイク初心者でも購入しやすい価格帯です。
初心者におすすめのジャイアントのロードバイクは?
価格で選ぶなら、「CONTEND」がおすすめです。
ただし、今後レースなどに出ようと考えているなら「PROPEL」や「TCR」、長距離ライドを予定しているのであれば「DEFY」を選んだ方がよりかもしれません。
高価な方が、やはり見た目はかっこいいです。特に「PROPEL」のエアロロード。
最終的に買い替えなどを検討しているなら、最初から目的にあったものを予算を組んで購入したほうがお得です。
初心者におすすめのジャイアントのロードバイクの装備と価格
ジャイアントのロードバイクを、初心者でも購入しやすい価格帯でピックアップして紹介します。
価格は全てメーカー小売価格なので、ショップで購入すれば安くなる可能性があります。
また、NEWモデルが出るころに、旧モデルを購入すれば、特価で購入できることもあります。購入時期にも注目です。
「CONTEND AR 3」
スタックハイトと38Cタイヤまで装着可能なフレームが特徴の「コンテンドAR」シリーズ。
¥125,000(税抜)
SIZE | 410(XS),445(S),480(M),515(ML)mm |
WEIGHT | 10.1kg(480mm) |
FRAME | ALUXX-Grade Aluminum OLD142mm,D-FUSE Seat Pillar |
FORK | Advanced-Grade Composite,Full Composite OverDrive Column 12mm Axle |
DRIVETRAIN | SHIMANO SORA |
CRANK SET | SHIMANO SORA Compact |
BRAKES | SHIMANO SORA + TEKTRO MDC550 TR160mm Rotors |
TIRE | GIANT S-R3 AC 700x32C |
SPEED | 18 Speed |
OTHER | ※ペダル付属 (重量はペダル未装着時) |
COLORS | ブラック,グレイ |
「TCR ADVANCED 2 KOM」
アドバンスド・グレードのカーボン素材に、新型チューブ形状を採用した「KOM」仕様ロードバイク。
※KOM:King Of Mountainの略でヒルクライム用のロードバイクを指します。
¥210,000(税抜)
SIZE | 425(XS),445(S),470(M),500(ML)mm |
WEIGHT | 7.9kg(445mm) |
FRAME | Advanced-Grade Composite OLD130mm |
FORK | Advanced-Grade Composite,Full Composite OverDrive Column |
DRIVETRAIN | SHIMANO 105 |
CRANK SET | SHIMANO 105 Compact |
BRAKES | SHIMANO 105 |
GEAR | SHIMANO 105 11S 11-34T |
SADDLE | GIANT APPROACH |
TIRE | GIANT GAVIA AC 1 700x25C Tubeless Ready |
SPEED | 22 Speed |
COLORS | ユニコーンホワイト,カーボン |
「DEFY ADVANCED 2」
エンデュランスライドに最適化されたフレーム、振動を吸収するD-FUSEハンドルとシートピラーを装備。
¥250,000(税抜)
SIZE | 410(XS),445(S),480(M),515(ML)mm |
WEIGHT | 8.9kg(445mm) |
FRAME | Advanced-Grade Composite OLD142mm,D-FUSE Composite Seat Pillar |
FORK | Advanced-Grade Composite,Full Composite OverDrive Column 12mm Axle |
DRIVETRAIN | SHIMANO 105 |
CRANK SET | SHIMANO RS510 Compact |
BRAKES | SHIMANO 105 TR F:160mm R:140mm Rotors |
TIRE | GIANT GAVIA FONDO 1 700x32C Tubeless Ready |
SPEED | 22 Speed |
COLORS | ホワイト,ブラック |
「PROPEL ADVANCED 2」
最新のエアロフレームでロードレースからロングライドまで、卓越した巡行性能を提供。
¥225,000(税抜)
SIZE | 465(XS),500(S),520(M),545(ML)mm |
WEIGHT | 8.4kg(500mm) |
FRAME | Advanced-Grade Composite,VECTOR Composite Seat Pillar |
FORK | Advanced-Grade Composite,Aluminum OverDrive Column |
DRIVETRAIN | SHIMANO 105 |
CRANK SET | SHIMANO 105 Pro-Compact |
BRAKES | SHIMANO 105 + GIANT SPEED CONTROL SL |
TIRE | GIANT GAVIA AC 1 700x25C Tubeless Ready |
SPEED | 22 Speed |
初心者がジャイアントのロードバイクを選ぶ時のポイント
どのロードバイク選びでもいえることですが、初心者がジャイアントのロードバイクを選ぶ時のポイントとしては、最初は目的です。
ここで価格も決まってきます。
基本的に「TCR」ならレースから一般的な街乗りまで幅広く、オールラウンドで利用できます。
アルミかカーボンか
予算に余裕があって、アルミかカーボンで迷った場合は、基本的にはカーボンの方がおすすめです。
アルミは、荒い乗り方でも、「そう簡単には壊れない」という強みはありますが、やはり固い感じがします。舗装がよくない道路を走行すると振動が手に直接くるので疲れます。
ちなみに、ジャイアントには、2つのグレードのカーボンコンポジットフレームがあります。
「Advanced SL」
世界チャンピオン達のためのプロフェッショナルグレード・フレーム・テクノロジー。最高性能の原糸から自社カーボン工場でハンドメイドされる。世界最高レベルの過酷なレースで実戦使用される。
「Advanced」
とても軽く、剛性と信頼性の高い、ハイパフォーマンスのフレームテクノロジー。自社カーボン工場でハンドメイドされる。
コンポーネント
ロードバイク完成車で購入する場合は、コンポーネントも確認しておきましょう。
※フレームセットといって、ロードバイクのフレームだけを購入することもできます。
シマノは「コンポーネント」、カンパニョーロは「グループセット」と呼んでいます。
コンポーネントなどは、シマノの105がついていれば、問題ありません。逆に105以下(※1)の場合は、価格がそれほど変わらなければ、アップグレードして105にしたほうがいいです。
(※1)TIAGRA、SORAなど。
レース参加を予定しているなら、シマノの105以上、アルテグラなどがおすすめです。
コンポーネントは自分でアップデートしていく楽しさもあるので、最初からハイスペックのデュラエースを選ぶ必要はそれほどないです。
初心者のジャイアントロードバイクの活用シーン
基本的に、どのジャイアントのロードバイクでも「街乗り」に利用できます。
「ロングライド」「ヒルクライム」「レース」などは、できれば「CONTEND」以外のモデルの方が適しています。
ジャイアントロードバイクのショップ
ジャイアントには、日本で展開している専用のショップがあります。もし近くにある場合は、近くのお店でサイズなどを確認しましょう。
まとめ
ジャイアントは、日本ともなじみがある台湾企業が開発しているのロードバイクです。また、初心者がはじめてのるロードバイクにも適しています。
価格は「CONTEND AR 3」などのアルミが安く、「TCR ADVANCED 2 KOM」などのカーボンはやや高めです。
TCRの重量を見るとわかるのですが、紹介したロードバイクの中では最軽量です。重量が軽いほど、登りでは疲労軽減ができ、巡行でも一定速度を維持しやすくなります。
今後長期的に利用するのであれば、レースやロングライドにも利用できる「TCR」ロードバイクがおすすめです。
以上、初心者におすすめのロードバイク、ジャイアントについての説明でした。
ジャイアントのロードバイクを購入する時の参考にしてください。