GARMIN(ガーミン)は2020年2月6日に、ブルべでおなじみの携帯用GPSの「eTrex20x」と「eTrex30x」の後継機種として、「eTrex22x」と「eTrex32x」をリリースしました。
これに伴い旧モデルのeTrex20xとeTrex30xは販売終了となっており、旧モデルの入手方法は各ショップの在庫分のみとなっています。
※在庫もほとんどないので入手はかなり困難です。
旧eTrexモデルと違いや、新モデルの「eTrex22x」と「eTrex32x」の違いなども気になるところです。
新旧モデルeTrex20x、22x、30x、32xの違いについてをまとめたので紹介します。
旧モデルeTrex20xと新モデルeTrex22xの違い
旧モデルと新モデルの違いについて、eTrex20xとeTrex22xを比較して紹介します。
※違うところを赤太字にしています。
旧モデル eTrex20x |
最新モデル eTrex22x |
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価格 | 26,000円(税別) | 44,800円(税別) |
本体サイズ | 5.4 x 10.3 x 3.3 cm | 5.4 x 10.3 x 3.3 cm |
ディスプレイ | 3.5 x 4.4 cm(2.2インチ) | 3.5 x 4.4 cm(2.2インチ) |
解像度 | 240 x 320 ピクセル | 240 x 320 ピクセル |
重量 | 141.7g | 148g |
バッテリー | 約25時間(単3乾電池x2) | 約25時間(単3乾電池x2) |
防水機能 | IPX7 | IPX7 |
ルート | 200 | 200 |
ウェイポイント | 2000 | 2000 |
トラック | 10000ポイント、200保存ログ | 10000ポイント、200保存ログ |
自動ルート計算 | 〇 | 〇 |
内部メモリー | 3.7GB | 8.0GB |
測位性能 | GPS/GLONASS | GPS/GLONASS/みちびき補完 |
比較するとわかりますが、サイズ、ディスプレイなどの基本的な性能はほとんど変わっていません。
大きな違いは、本体の色、内部メモリーが3.7GBから倍以上の8.0GBになったこと、測位性能に「みちびき補完」が追加された点です。
日本のみちびき衛星の補完電波のサポートが加わったことで、即位可能な衛星がGPS単独よりも2倍以上になっています。そのため、深い渓谷の谷間などでの衛星ロストのリスクが低くなっています。
最新モデルでは価格が約1.7倍になっているので、ディスプレイや省エネなどでも旧モデルとの差別化をはかってほしいところです。
新モデルeTrex22xとeTrex32xの違い
続いて最新モデルのeTrex22xとeTrex32xの違いについて比較して紹介します。
eTrex22x | eTrex32x | |
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価格 | 44,800円(税別) | 59,800円(税別) |
本体サイズ | 5.4 x 10.3 x 3.3 cm | 5.4 x 10.3 x 3.3 cm |
ディスプレイ | 3.5 x 4.4 cm(2.2インチ) | 3.5 x 4.4 cm(2.2インチ) |
解像度 | 240 x 320 ピクセル | 240 x 320 ピクセル |
重量 | 148g | 148g |
バッテリー | 約25時間(単3乾電池x2) | 約25時間(単3乾電池x2) |
防水機能 | IPX7 | IPX7 |
ルート | 200 | 200 |
ウェイポイント | 2000 | 2000 |
トラック | 10000ポイント、200保存ログ | 10000ポイント、200保存ログ |
自動ルート計算 | 〇 | 〇 |
内部メモリー | 8.0GB | 8.0GB |
測位性能 | GPS/GLONASS/みちびき補完 | GPS/GLONASS/みちびき補完 |
気圧高度計 | ✕ | 〇 |
コンパス | ✕ | 〇(3軸電子コンパス) |
その他 | - | ワイヤレス接続(ANT+) |
eTrex22xとeTrex32xの違いは、旧モデルの20xと30xとの違いと同じで「気圧高度計」と「コンパス」です。他の機能などは同じになっています。
eTrex32xには、ワイヤレス接続(ANT+)が追加されたので、ガーミンのアクションカメラ「VIRB」と接続して利用できるようになっています。
GARMIN(ガーミン)eTrex22x、32xを安く購入する方法は?
新モデルは思ったほど大きな変更がないのに、価格は大幅に上がっているのでできるだけ安く購入したいところです。
2021年2月現在、安く購入する方法としては、ヤフオクや海外通販サイトのTrekkinnがあります。
ヤフオクだと、英語版のeTrex22xが25,980円、eTrex32xが28,980円くらいとなっています。また、TrekkinnだとeTrex32xが22,178円です(eTrex22xは見つかりませんでした)。
アマゾンや楽天などでは定価に近い価格で販売されているので、安く購入できるようになるのはまだ先かもしれません。
GARMIN(ガーミン)eTrex20x、22x、32xの違いまとめ
GARMIN(ガーミン)eTrex20x、22x、30x、32xの違いをまとめると、まず、旧モデルと新モデルの違いは、測位性能(GPS/GLONASS/みちびき補完)と内部メモリー(8GB)になります。
新モデルのeTrex22xとeTrex32xの違いは、「気圧高度計」と「コンパス」です。
サイズ、ディスプレイ、解像度、バッテリー、防水性能、ウェイポイント、ルートなどの基本的な機能に関しては、eTrex20x、22x、30x、32xでの違いはありません。
もし、GPS性能を妥協できるのであれば、旧モデルを購入した方が安くて満足度は高いです。